今回は、トヨタアルファード30系3代目後期型の内装・内寸のスペックを競合車と比較してみました。
ライバルの国産・外車ミニバンに対してアルファード30系の強みはどこか確認して、購入するときのための参考材料にしてみてください。
ミニバンのなかでも根強い人気と高評価を得ている理由は見た目だけでなく、内寸スペックに現れていましたよ。
サクッと見たいあなたへの目次
アルファード後期型30系 内寸スペック
- 全長/4950mm
- 全幅/1850mm
- 全高/1935mm
- ホイールベース/3000mm
- 室内長/3210mm
- 室内幅/1590mm
- 室内高/1400mm
5m近いボディを最大限に活かせるように、内寸も大きくとってあるのが特徴的。
だからこそ、質感や高級感をさらに効果的に見せることができる大空間を実現できているわけですね。
3列目を使わないときには跳ね上げ式で格納することで、大きな荷室を確保することができます。
跳ね上げ式の3列シートにすることで、床下収納も使えるので便利ですが、オーナーによっては2列目を最大限にスライド・リクライニングさせて乗りたいという意見もあり床下格納のほうがいいという声も口コミにありますね。
車高が競合車よりも高くオーナーの中にはバランスが悪いと不評になっている部分もありますが、この高くとられた車高によりゆとりの頭上スペースが確保されています。
アルファード後期型30系の競合車
アルファードと競合できる大型ボディで高級感のあるミニバンとなると兄弟車の「ヴェルファイア」以外に考えられるのは
- メルセデスベンツVクラス
- 日産エルグランド
- ホンダオデッセイ
という車種が考えられます。
他にもミニバンという枠を超えたら
- ランドクルーザー
- ランドクルーザープラド
- マツダCX-8
などもありますね。
ただ、今回はミニバンの競合車と大きさ・内寸のスペックを比較してみたいと思います。
メルセデスベンツVクラス3代目(W447)の内装内寸スペック

引用 https://www.yanase.co.jp/mercedes-benz/v-class/
大きさ・内寸 | アルファード30系後期型との差 |
全長/4905mm | -45mm |
全幅/1930mm | +80mm |
全高/1880mm | -55mm |
ホイールベース/3200mm | +200mm |
室内長/2840mm | -370mm |
室内幅/1660mm | +70mm |
室内高/1330mm | -70mm |
メルセデスベンツVクラス3代目のホイールベースはアルファード30系後期型よりも長いですが室内長は大きく劣ります。
ちなみにシートバリエーションとしては、3列目を取り外すことができる仕様になっています。
これにより2列目と3列目を取り外すことで最大奥行きはアルファード30系よりも長い室内空間にできます。
ただ、取り外せるシート自体がかなり重く、取り外すのも苦労するし置き場所にも困ると思うので、実際のところ実用的ではないかもしれません。
最初からシート自体を取り外してキャンピングカー仕様にするのでれば、かなりおすすめの車ではありますけどね。
トランク出口付近の最小幅が広く取られているので、荷物を並べておくにはアルファードよりも使いやすいポイントでしょう。
内装も高級感があり、ゴージャスというよりも先進的なインテリアという印象です。
日産エルグランド3代目(E52型)の内装内寸スペック

引用 https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/elgrand/exterior_interior.html
大きさ・内寸 | アルファード30系後期型との差 |
全長/4945mm | -5mm |
全幅/1850mm | 0mm |
全高/1815mm | -120mm |
ホイールベース/3000mm | 0mm |
室内長/3025mm | -185mm |
室内幅/1580mm | -10mm |
室内高/1285mm | -115mm |
ボディサイズ的にはアルファード30系後期型と同じぐらいの大きさですが、車高が低くおさえられているのが3代目日産エルグランドの特徴です。
通常の荷室奥行きではアルファード30系後期型よりも若干長いので荷物スペース的には余裕があります。
3列シートは3代目後期型のアルファード30系が跳ね上げ式タイプに対し、エルグランド3代目E52型は床下に格納する方法になっています。
この格納方式のおかげで荷室の最小幅がアルファードよりも横に広く使うことができますね。
ただ車内の高さはやはり車高の差が出ていて、115mmもアルファードのほうが頭上空間にゆとりがあります。
ラゲッジスペースの横が圧迫されることなくフルフラットな空間にできるので、アルファードの3列目跳ね上げ式がどうしても苦手な人には最適な車種と言えますね。
ホンダオデッセイ5代目(RC型)の内装内寸スペック

引用 https://www.honda.co.jp/ODYSSEY/webcatalog/styling/design/
大きさ・内寸 | アルファード30系後期型との差 |
全長/4840mm | -110mm |
全幅/1820mm | -30mm |
全高/1685mm | -150mm |
ホイールベース/2900mm | -100mm |
室内長/2935mm | -275mm |
室内幅/1560mm | -30mm |
室内高/1305mm | -95mm |
今回紹介するミニバンの中で最も車高が低くスポーティなデザインなのがホンダオデッセイ5代目の特徴です。
アルファードやエルグランドよりももっとも車高を低いデザインが好きな人にはイチオシの国産ミニバンになります。
ボディサイズ的にはE52型エルグランドや30系アルファードよりも一回り小さい大きさになりますね。
通常時のラゲッジスペースの奥行きは30系アルファード後期型の倍以上あります。
ただ、室内長は275mmアルファードよりも短いのでセカンドシートやサードシートのゆとりは狭くなっています。
頭上スペースも室内高が1305mmとアルファード30系の1400mmに対し約10cm近く低いのでアルファードに試乗した後にアルファードに試乗すると圧迫感をどうしても感じてしまいます。
メルセデスベンツVクラス3代目・日産エルグランド3代目・アルファード30系3代目の3列目はスライドしますが、オデッセイ5代目にはスライド機構がないのが残念なポイントです。
トヨタアルファード30系後期型の競合車に劣る点
- 車高が高いのでデザインのバランスが悪い
- 跳ね上げ式タイプの3列目なのでリアゲート付近の幅が狭い
トヨタアルファード30系後期型の競合車に勝る点
- 車高が高いので競合車よりも頭上スペースが圧倒的に広い
- 内装のゴージャスさ
- 3列目にもスライド機構があり頭上スペースにもゆとりがある
引用 https://toyota.jp/alphard/exterior/?padid=ag341_from_alphard_navi_exterior
アルファード30系 後期型 内装内寸と競合車比較のまとめ
今回は、3代目アルファード30系後期型を競合車の内寸スペックと比較してみました。
高級ミニバンの中でも室内高を1400mmも確保できているのはアルファードだけというのが、ライバル車種たちに対しての強いメリットと言えます。
頭上スペースにゆとりある空間があると圧迫感がなくなるので、より癒やしのある車内を実現するために貢献しているわけですね。