自動車教習所や教科書では詳しく解説されていない「ハザードランプ」の使い方やマナーをこの記事ではご紹介します。
教習所で教わっていなくても、実際に公道を走り始めると当たり前のようなマナーによりハザードランプを使う場面も多くあるので覚えておいて損はないです。
サクッと見たいあなたへの目次
この記事を読む上でのメリット
- ハザードランプの使い方がわかる
- ハザードランプを使う場面がわかる
- サンキューハザードのやり方やマナーがわかる
- 悪天候時のハザードランプの使い方がわかる
上記のメリットについてポイントごとに解説していきますね。
ハザードランプの使い方
ハザードランプと英名で呼ばれていますが日本語の正式な呼び方では非常点滅表示灯と言います。
単にハザードと呼ばれるほうが実際は多いですね。
使い方としてはバック駐車するときに点滅させて周囲に「これから駐車するよ。」という意思表示をしたり、危険な気象での道路で走行する場合に点けたり、牽引時、故障やトラブルで車をやむを得ず止めないといけないときに点滅表示させて使います。
ちなみにハザードランプが車の中心付近に配置されているのかというと、運転手になにか問題があってハザードランプのボタンを押すことができなくても助手席にいる人がすぐに押せるように車のフロントパネルの真ん中あたりに配置されています。
そして押しやすいようにボタンは大きく見やすい赤色のデザインになっているのが特徴的です。
ハザードランプを使う場面
- 駐車をするとき
- 路上に停車するとき
- 高速道路での渋滞時の最後尾にいる場合
- 車を牽引してもらうとき
- 走行中で濃霧や吹雪の際の低速運転で前が見にくいとき
- 運転中にお礼をいうとき(サンキューハザード)
ハザードランプは状況・使い方によって周囲に注意やお礼を知らせる役割を持っています。
特にサンキューハザードなどは本来なら違法になる行為ですがドライバー同士でのコミュニケーションをとるうえで問題なく行われている使い方です。
ちなみにパトカーも普通にサンキューハザードしているので、厳密には違法でも気にすること無くして大丈夫でしょう。
サンキューハザードの点滅回数
運転中に道を譲ってもらったり、割り込みをさせてもらったときにハザードランプを点滅させてお礼の意思表示をするのが「サンキューハザード」と呼ばれるコミュニケーション方法です。
このサンキューハザードを点滅させるときによく疑問になって知恵袋などにも登場するのが「何回点滅させるのがいいのか?」ということです。
厳密な決まりはありませんが1〜2回がぼくが経験上認識している点滅回数です。
別に3回でも全然問題ないと思います。
大した事ではないですね。
ただあまりに点滅回数が多くなってくると、サンキューハザード以外の意味があると思われることもあるでしょう。
例えば、車のトラブルがあってハザードランプを点けながら走るつもりなのか、はたまたこれから道路脇に停車するという意味があるのかと思われる可能性もありえます。
コミュニケーションとして使うことなので厳しい決まりはないですが、点滅回数が少ないほうがサンキューハザードとして受け止められやすいです。
嫌われるサンキューハザードの使い方に注意!
ちなみにサンキューハザードでもこんな使い方は止めたほうがいいでしょう。
嫌われるサンキューハザードの使い方の例としては、急な割り込みをしておいてサンキューハザードを点滅させるという使い方です。
まるで点けときゃいいだろと言わんばかりの点け方になるので止めておきましょう。
緊急時のハザードランプの使い方
サンキューハザード以外にもハザードランプは気象状況によって、効果的に使う必要が出てきます。
それは濃霧や吹雪・地吹雪のときです。
濃霧や吹雪になると視界が急激に悪くなります。
悪天候のときに、後続車に前方に車がいることと対向車や周囲に車が走っていることを知らせるのに役立ちます。
そして悪天候のときには低速で走ることにもなるので追突事故の予防にもなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はハザードランプの使い方をご紹介しました。
道を譲ってもらったときにはサンキューハザード以外には手を挙げたり、車内からおじぎをする人もいますね。
ハザードも手を挙げるのも「ありがとう。」という意思表示には変わりはないので積極的に使っていきましょう。