子供連れ家族で遠くまでお出かけするなら、車中泊できるクルマにしませんか?
車中泊するためにキーポイントになるのが「フルフラットシート」です!!
キャンピングカーも男の夢があって家族のために欲しい車ですが、リアシートをフルフラットにすれば家族みんなで寝れるベッドルームに早変わりってファミリーカーもあるんですよ。
家族連れで車中泊をおすすめする理由と、リアシートがフルフラットになるおすすめのファミリーカーを7タイプを今回はご紹介していきますね。
サクッと見たいあなたへの目次
4人家族におすすめな国産で車中泊におすすめな車!
まずは4人家族で車中泊できる国産車を3車種ご紹介しますね。
キャンピングカーとして使える車なので、趣味性のかなり強い車種になります。
車中泊で何よりも快適性を求めるなら、こんな車たちがおすすめです。
トヨタ ハイエースバン
ハイエースはもはや車中泊の定番とも言える国産バンの人気ナンバー1です!
それゆえに盗難率される人気も高いのが玉にキズです。
広い荷室3mもある長さを利用して、DIYでベッドを作ってキャンピングカーに仕立てたり、釣り専用のカスタムやペットと旅行するためのバンとして人気があります。
ハイエースバンはあって、リアシートを残した状態でも荷室に185cm以上確保できます。
室内横幅も同じくらいなので、ざっくりタタミ2畳分。
自分だけの快適空間ができあがり、家よりよく眠れるってレビューを書いている人もいました。
見た目が気に入ったら迷わず買いたくなるのがハイエースの魅力でしょう!
ネックになるのが価格でしょうか。
実燃費の口コミ
- 街乗り/5〜8km/L
- 高速/10〜11km/L
注意する点
- 盗難率が高い!
- 燃費はあきらめたほうがいい。
- キャラバンと比較して安全装備の数がまだ少ない。
- 雨漏りするケースがある。
- シートが硬めで腰痛持ちにはロングドライブはキツイ!
- 価格が高いのに、質感が乗用車以下!
良い点
- もはや車中泊の定番カー!
- 特別仕様車があって男のロマンが詰まっている!
- 迫力があって威圧感がある!
- ボックスフォルムが短所を吹き飛ばすぐらいかっこいい!
- リラクベースは本当に男の趣味車って雰囲気満載で最高!
日産 キャラバンNV350
ハイエースのライバルである日産キャラバンNV350の荷室の広さは4ナンバーの小型貨物クラスではナンバー1を誇っています。
荷室内の横幅は152cm、高さは130cmそこそこですが、長さは最長305cmも取れるんです。
キャラバンのトランスポーター仕様に設定がある、合板とウレタンを組み合わせたベッドシステムを使えばベッド下に収納を確保することも2段ベッドにして家族5人で寝泊まりできちゃう優れものです。
実際に購入した人は寝心地に満足と言っています。
ベッドの大きさは奥行き180cm・幅151cmで、ベッド下の収納スペースは幅98cmで高さ34cmあるので、収納ボックスがスッと入るのが実用的!
荷室の天井のサイドにはハンガーをかけることができるサイドマルチパイプラックをつければさらに収納力がアップ!
純正装備以外にも社外品で車中泊用カーテンなどのカスタマイズキットがあるので、それを装備してカスタムしていく楽しさもあります。
実燃費の口コミ
- 街乗り/5〜10km/L
- 高速/9〜11km/L
注意する点
- 内装がちょっとチープかな…。
- ドアの建て付けが甘くてカタカタと音をなり続ける。
良い点
- 趣味を活かすために最高のクルマ!
- 大きい車体なのでアラウンドビューモニターが駐車するときにありがたい!(真上から360度、クルマの周囲を見ることができるシステム)
- 緊急自動ブレーキが付いているので、もしもの時が来てほしくないけど安心できる。
- 地味にフットサイドブレーキがめっちゃ使える!
- 玉数が少ないので中古で売っても高く売れるみたい!
- 室内灯がハイエースよりも荷室部分で1灯多く明るいのがイイ!
日産 NV200 バネット
日産NVバネットはビジネスバン(商用車)として販売されているクルマであり、タクシーやキャンピングカーとしてカスタムされて販売されているバンになります。
もちろん乗用車モデルのワゴンもあります。
新車価格がワゴンモデルで約193万円からというロープライス設定なので、スタイリングなんて関係無しで機能性さえあれば良いあなたにとっては低予算で買える車中泊バンです。
バンモデルだと約173万円からだけど、2人乗り限定に。
夫婦2人で車中泊するならバンモデルを選ぶのもアリかも!!
NVバネットの窓は断熱効果を持たせたプライバシーガラスを採用しており、スライドサイドウインドウで風通しも確保できるのが魅力です。
5人乗りタイプでリアシートを前に倒せば、荷室の奥行204cm、幅150cm、つまりワイドダブルのベッドと同じくらいの広さを確保できます。
実際に車中泊に使った身長180cmの人は、リアシートを外せば大人が2人でも余裕で寝れるし、パパと子供のペアとかで対角線方向に寝ればリアシートを畳んだだけでも足を伸ばせて寝れたという話があります。
実燃費の口コミ
- 街乗り/9〜12km/L
- 高速/13〜16km/L
注意する点
- 見た目の華やかさは無い。
- インテリアのクオリティーに関しては期待できるものではなく、シンプルそのもの!
- 荷物を多く積むとエンジンが貧弱に感じる。
- 小物を収納する箇所が思ったよりも少ない。
良い点
- セカンドカーに最適!
- ビジネス仕様なのもあり広さや実用性がある。
- キャンピングカーにもできるカスタマイズ性の広さ!
- フロア高さが52cmで荷物が積みやすい!
- リアの窓がある位置が高いため車中泊のときに外から見えにくいのが◎!
大人2人と幼稚園ぐらいのお子さん1人までなら車中泊にも使えるクルマ
ここからはミニバンよりも小さいサイズの車中泊向けのファミリーカーを4車種ご紹介します!
4車種ともメーカーがホンダになったのは、偶然です。
ホンダびいきではありませんよ。
ホンダ シャトル
ホンダ シャトルは燃料タンクをフロントシートの下に配置することで、2列目シートを畳んだ時のフラット感がアップしています。
荷室は最大で184cmの奥行を確保できるので、身長180cmのパパと一緒でも体を伸ばして眠れます。
フィットシャトルは奥行きが最大で181cmなので買うならシャトルがおすすめです。
ただ、リアがスライドドアではなくヒンジ式のドアなので、バックドアが外からしか開けられないので外に出る時は不便だったと口コミがありました。
荷室の高さが102cmあるので快適とまではいかないけど充分使えるスペースで、よっぽど大きな大人でもないかぎり座って頭が天井に付くことはない広さです。
ワゴンモデルなので室内の天井の広さを求めるならフリードスパイクやモビリオスパイクのほうが快適で、室内長の最大サイズもフリードスパイクやモビリオスパイク、フリードプラスのほうが長いのでステーションワゴンが欲しいという願望が無ければコンパクトミニバンのほうが使い勝手がいいですよ。
荷室の床下には大人2人分ほどの靴を入れれるスペースがあるので、ちょっとした小物入れに使えます。
カクカクした外観よりも流れるフォルムのクルマが好きで、アウトドアでも活躍してくれるクルマが欲しいならシャトルはうってつけですね!
実燃費の口コミ
- 街乗り/12〜16km/L
- 高速/15〜20km/L
注意する点
- 長いボディなので窓用のカーテンをつけるのに枚数が必要になる。
- 足回りは柔らかめ。
良い点
- 小回りもきいて運転がしやすい!
- 安全装備のホンダセンシングがあるので遠出するときに、疲れがでてきてヒヤッとする場面をサポートしてくれるので安心して出かけることができる。
- 静粛性が高い!
ホンダ モビリオスパイク(生産終了モデル)
モビリオスパイクはフリードスパイクの前に開発されていたトールワゴンで現在では新車で販売されておらず、子供連れ車中泊ユースの先駆けとも言われています。
フロントシートを目いっぱい前にスライドさせれば194cmのフラットスペースがワンタッチで確保できるのが魅力です。
この194cmの室内長はフロントシートを最前面までスライドしたときの広さなので注意しましょう。
床面の幅も車体の真ん中あたりで約120cmで荷室あたりの幅が約100cmほどなので、おおよそセミダブルベッドサイズです。
リアをフラットにした時の天井までの高さが110cmもあるので、大人でも座って食事ができるのが特徴的です。
実燃費の口コミ
- 街乗り/10〜15km/L
- 高速/15〜17km/L
注意する点
- 運転時のスタートがもたつく感じ。
- フルフラットにしたときに真ん中あたりが少し緩やかな山上に出っ張るので低反発マットなどで段差を解消する必要がある。
- 後ろの窓が全開にならないので注意!
良い点
- 中古車価格が高くても100万円以下で買える!
- 運転席の視界が広くて見やすい!
- ボディがカクカクしているので見切りが良い!
- 四角い室内で天井まで高さがあり開放感がある!
ホンダ フリードスパイク(生産終了モデル)
フリードスパイクはフィットをベースにして開発されたコンパクトミニバン・フリードの3列目シートを外して荷室にしたモデルです。
リアシートを倒すと全長2.015mのフラットな空間に早変わり。
でも、この2.015mという長さは助手席を最大限に前にしたときの長さです。
なので車中泊で寝る際には助手席側のほうに旦那さんが寝て、奥さんが運転席側に寝て、間に幼稚園ぐらいまでのお子さんが寝るというスタイルがいいでしょう。
そして注意しておきたいのが、前席を最大限に前に移動した場合、フルフラットにしたシートと前席との間に長さ30cm幅130cmほどのスペースが出てくるので、その空間を埋めるために収納用のボックスコンテナを置いてみたり、DIYで棚を作るなどの工夫が必要になります。
フルフラットにした部分だけだと長さ175cmほどしかないので、170cm前半の人でも窮屈な感じになるようです。
なので、快適に家族で寝るためには前席との空間を埋める工夫が必要なのが手間ですね。
ただ、3列目があった場所には窓がないのでプライバシーが確保しやすい上、収納ボックスやテーブル、スポット照明などお泊まりに活躍するアイテムがコンパクトでバランスよくまとまっているのもGoodな車中泊用のコンパクトミニバンです。
実燃費の口コミ
- 街乗り/9〜12.5km/L
- 高速/14〜16km/L
注意する点
- 床下収納が高さが低く薄めなので使いにくい。
- マットや布団を敷いた状態のときに床下の荷物をとることができない。
- 室内長を最大限にするために前席との間に空間ができる。
良い点
- 中古車は100万円以下で在庫がけっこうある。
- 床面がほぼほぼフラットになる。
- 荷室の天井までの高さがある。
- 最大で約2mの車中泊スペースが確保できる。
ホンダ フリードプラス
フリードプラスはフリードスパイクの後継にあたる車になります。
荷室に敷くユーティリティボードの耐荷重が200kgあるので、人は上に寝て、下に濡れたままでも道具をしまえるので海や雪山でのアウトドアにも使いやすくなりました。
実際にフリードプラスで寝泊まりした人は、ベッドスペースの下にボードを渡して3層に分けられるので、荷物をたくさん積めて便利だったと書いていますよ。
フルフラットモードにしたときに、残念ながら25mmの段差ができるので、面倒ですがその段差を埋める対策が必要になってきます。
樹脂素材でできている衝撃吸収マットやお風呂の床に敷くバスマットを切って段差を埋めて、購入者の方はオリジナルの快適な車中泊スペースに仕上げていますね。
フルフラットなシートの下には高さのある床下収納があるので、靴や収納用のコンテナボックスなどを簡単に収納できます。
それとマットを敷き終わったあとでもリアゲートを開ければ、荷物の取り出しがラクラクにできるのが使いやすい!
実燃費の口コミ
- 街乗り/10〜17km/L
- 高速/18〜22km/L
注意する点
- フラットにしたときに段差がある。段差解決の対策をする必要がある。
- フロントシートの背もたれを一番前まで倒し、フリードスパイク(約201.5cm)より短い190cmまで広くならない。
- 荷室の天井が低いので、高さが欲しいならフリードスパイクのほうが頭上空間にゆとりがある。
良い点
- フリードスパイクのようにフロントシートのフラットシート部分に隙間ができない。
- 床下収納の高さがあるので、大きいものでも収納できる。
- クルーズコントロールで高速での走りがラク!
- ホンダセンシングがあるので安心感がある。
- マットや布団を敷いた状態のままでも、リアゲートをあげれば床下の荷物をとることができる。
家族で車中泊をするでの楽しみやメリットは何?
メリット1つ目は、ホテルや宿選びの苦労が無い!ってこと。
旅行に行く際に夫婦二人の時や子供が赤ちゃんの時はダブルベッドの格安プランとか利用しますよね。
でも車中泊ができる車があれば、宿やホテルのスケジュールを確認して部屋が空いているか確認したり、料金を確認して「この週末は高いな〜。」なんて思う必要は無くなってきます。
車中泊できる車で旅行に出かけることでどこでもホテルにすることができます。
(※周囲の安全性を確認したり、駐車してもいいか確認する必要はありますよ)
2つ目のメリットは普段とは違う旅行が楽しめる!ってこと。
景色の良い場所や子供たちが遊びやすい場所の近くにクルマを停めて、そこで寝泊まりできるから朝晩の移動時間を節約できるのもgoodでしょ。
カセットコンロを持っていけば簡単な煮炊きもできるし、大自然の中で朝コーヒーをすするのは格別。
朝ごはんはいつものパンなのに、子供たちも「おいしい〜」って大はしゃぎ、ホテル代も節約できていいことづくめなんです。
堅固なボディに守られている安心感があるし、車内の温度管理をすれば快適だし、外からの視線を遮れば個室気分!
クルマで寝泊まりする時は、冬ならアルミ防寒シート・羽毛布団・カイロで暖かくできるし、夏は農業用の黒い遮光ネットをカーテン替わりに使うと窓を開けっ放しでもプライバシーを確保できるんですよ。
参照元・出展
https://toyota.jp/hiacevan/
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv350caravan.html
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv200vanette.html
http://www.honda.co.jp/SHUTTLE/
http://www.honda.co.jp/FREED/