雪なんてそうそう降るもんじゃないと決め込んでいた矢先に窓の外を見ると雪が振りはじめていつの間にか積もるまでに。
スタッドレスタイヤも持っていないのにどうしようということで役立つのが緊急対策用のスプレー式タイヤチェーン。長い距離や速度を上げて走れないなどのデメリットがありますが持っているといざと言う時に役立つかも。
サクッと見たいあなたへの目次
急な雪の緊急対策にスプレー式タイヤチェーン
昔は雪道にはチェーンというの当たり前でしたが今では布製どころかスプレータイプのタイヤチェーンが登場しています。
タイヤチェーンと言ってもチェーンのような物体がでるのではなくタイヤにスプレーすることで天然樹脂を吹きかけてグリップ力をあげるというものです。
吹き付ける樹脂は松ヤニなどの天然のものなのでタイヤのゴムを傷める心配もありません。
使える距離は短いですが緊急用以外にも万が一タイヤチェーンが切れてしまった時のためにも用意しておくと応急用の対策として活躍してくれる可能性もあります。
スプレーをかけるとタイヤが白くなりタイヤの表面に路面にしっかりとグリップしてくれる樹脂がくっつきます。
スプレー1本でだいたい10本〜20本まで使えるようになっており走行速度は30km/hで最大10km〜70kmの距離まで走ることができます。
走り終わったあとはアルコールで樹脂を落とすことができますよ。
人気のスプレー式タイヤチェーン
通販で販売しているスプレー式のタイヤチェーンのなかで最もポピュラーなものをピックアップしてみました。
TYRE GRIP
もともとノルウェー産のスプレーを北米で改良して販売がされたのがこのTYRE GRIP。
主な特徴は1缶でタイヤ20本分に使えて距離は70kmまで使えます。
USAでの試験の時には80kmまで使えたというデータもある商品。
速度は30km/hをキープして走る必要があるけど車に積んでおくと安心ということでスプレー式の中でもベストセラーになっています。
SNOW GRIP
SNOW GRIPも北欧原産のタイプを北米で改良して開発された商品。
スペックも450ml入のスプレー1本でタイヤ20本分に使えて最大70kmまでの距離に使うことができます。
北米や北欧ではスタッドレスを履いていてもスプレー式タイヤチェーンを使用しないといけないことも多いそうです。
吹き付けることでノーマルタイヤよりも摩擦力が300%アップすることでグリップ力が上がる仕組みになっています。
いざっというときにスプレーチェーン
いざっというときスプレーチェーンは韓国製になり2000ccクラスのタイヤで約10本〜15本まで使えます。
吹き付けてから10分ほど待つことで乾燥して走り始めることができます。
最大距離はTYRE GRIPやSNOW GRIPよりもかなり少ない10kmというスペック。
遠出用に使うのではなく近くに車に出かけるために応急用として準備しておくのが最適という感じですね。
スプレー式タイヤチェーンのデメリット
緊急用の雪道対策として使えるスプレー式タイヤチェーンですが短所もあります。
- 車のボディに付くと落とすのが大変。
- 手につくとベトベトする
- 車体が汚れる可能性がある
あくまで緊急用ですがあとあと吹き付けた樹脂を落とすのが大変という面もあります。
スプレー式タイヤチェーンの口コミは?
実際にスプレー式タイヤチェーンを使った人の口コミもチェックしてみました。
男性
車だけでなくバイクにも使えるということで使ってみた。ゆっくりと走るならバッチリ効果が出ているなと思います。圧雪でもゆっくりと走るなら使える。
男性
過信は禁物ですね。雪や路面の状態によってグリップ力の効果が変わってきます。緊急用のお守りとしては持っていると安心かも。
男性
スプレーを吹き付けるのが苦労するかな。手袋してボディにつかないようにする必要がある。タイヤの溝だけにうまく吹き付けるノズルがあればいいんだけど。
男性
住んでいる地域があまり雪が降らないとこなのでスタッドレスやチェーンを買うまででもないと思い購入。アスファルトに霜が降りる程度なら十分効き目はあった。
男性
街乗りしかしないのでアイスバーンになることも無い地域だけにこのスプレーだけで毎年乗り切ることができています。
スプレー式タイヤチェーン まとめ
雪道での緊急対策としてだけでなくスプレー式タイヤチェーンは自動車以外にも自転車やバイクにも使え長靴や革靴にも使えるようになっています。
ただやはり過信は禁物でスピードはゆっくりと30km/h以上出さない用に走る必要があります。
万が一の雪が降る前にお守りとして用意するのにおすすめです。